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縄文講義 #3
講師:森幸彦氏(福島県立博物館専門学芸員) | 2016年11月30日
Jomon Lecture #3

福島県立博物館専門学芸員の森幸彦先生から縄文時代における集落間の情報伝達、コミュニケー ションの重要性について講義をしていただきました。縄文人の居住範囲は、気候変動に伴った食料の減少・増加に合わせて変化していきました。土器の形や紋様もその暮らしや環境が変わるごとに変化していったことが見られ、森先生によるとだいたい100年ごとに土器のスタイルは変わっているそうです。このように集落の間で土器の進化・変化が連鎖的に伝わっていった形跡が見られることから、集落間での伝達は頻繁に行われていたであろうということが読み取れます。当時の人々が自分の集落を離れ隣の集落へ足を運ぶ理由として一番考えられるのは、彼らの暮らしを左右する食料の「情報の交換/共有」。情報に伴ってモノ自体の交換/共有も行われたかもしれませんが、言葉やお金のない時代に、モノに共通の”価値”をつけることができたのは、そのモノを贈与するという行為と同時に、「情報」の伝達があったからこそかもしれません。